”改正”という”まやかし”

明日は憲法記念日ということで、憲法に関する記事を新聞紙上で多く見かけた。

憲法に関する記事で気になるのが「改正」という単語。
果たして「改正」なのか?
と言うと「護憲派」の遠吠みたいな感じがして、それだけで批判されそうな感じもしますが・・・。

そもそも「改正」とは”改め正しくすること”ではないでしょうか?
今行われている議論が、これから先の社会に対して”正しいのか”どうかということは実は誰にもわからないはずであり、それが解るのは、僕らの次の、またその次の世代が判断することになることなのだと思います。
それを、明らかに時代に逆行する(現憲法のほうが先進的な)部分まで、改正という名のもとに国民にアピールするのは、いかがなものかと思うのです。
あくまで、「改め定める」だけのことを、大手マスコミまでもが、いかにも「正しく直す」みたいに報道するというのは、もうすでに憲法を改定するための、政府によるマインドコントロールが行われているような気がしてならないのです。
(社民党のCMはTV放映を拒否されるなんてうわさも聞いたことあるし・・・)

話は変わって、建築系の話題になりますが。
建築とか街並みとかも、「古いものはや日本式のものはダメ」というような感じで、いろいろ捨て去られてきました。
(経済活動を行う大きなビルとかはやむを得ない部分があるにしても)今の住宅とか街並みって、昔のそれに比べてそんなに優れていて、”あらゆる角度から検証した”暮らしやすさって、そんなに向上してるのでしょうか?
高気密な空間で化学物質まみれの建材を使用することによる健康被害や、日本の気候を無視した建築様式による冷暖房器具無しでは生活できない空間とか・・・。
ほんの短い期間で考えられたものや、諸外国の考え方が、僕らの国の伝統的な様式や、人類が進むべき理念に比べて、それほど優れているとは思えないのですが・・・。

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