今日は下八事にある「不動山大学院」の紹介です。
現在は、旧八事村の集落は元八事という地名になっていますが、昔は、現在の塩釜口に近い川を上八事、瑞穂区に近い川を下八事と言ったようで、今もいろいろなところで目にします。
では、まずは毎度のことながら天白区役所のページから引用させていただいて・・・。
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真言宗。創建不詳。前身は鎌倉期に開創された真言密教の古刹。大学院は文字どおり徹頭徹尾学問修業の寺であり、祈願の寺である。京都の醍醐寺末で、中世の頃八事に塔頭末寺数々寺をもつ大聖寺という古刹があり、現在の元八事の地に修行僧の教育にあたる寺子屋があったが、これが草創期の大学院の姿である。寛永18年(1641)備中出身の僧善能法印がこの地に草堂を結び、本尊青面金剛(庚申さま)を奉安し、真言密教を広めた。「尾張徇行記」に、庚申堂一宇あり、山伏これを監理するとあるのは大学院のことである」と記載されている。
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と、言うことで、境内にはよく見かける寺とは違った趣があります。
市バス「下八事」バス停から徒歩3分ほどです。