続・現場の質の低下が気掛かり

どうも僕は人から誤解を受ける言い回しが得意なもので・・・。
あとあと読み返してみると、そんなことがよくあるのです。
で、前回の文章も、そんな感じだったものですから・・・。
今の日本の社会って(海外の社会がどうなのかはよく知らないのですが)、物質的なものの裏側に隠れている努力、いわゆるソフト的な部分の価値というのが、物質的なものに比べて軽く見られる傾向があると思うのです。
例えば・・・
僕らがものをデザインする時の、悶々と苦悩しながら考えている時間とか。
職人さんたちが、技能を身につけるために費やした時間だとか。
技術を向上させるために、日々、研究をしている時間だとか。
そういう時間が、どんな職種、どんな職業であれ、ある事は僕も理解しています。
しかし、問題なのは、価格の決定システムが、努力を惜しまなかった仕事に対してではなく、手早く時間をかけずに行うことに有利になっている現実があることだと思うのです。
それが合理化だという人もいるでしょう。
しかし、僕は、それは合理化ではなく手抜きだと思うのです。
”ただ安ければいい”、”利益があがればいい”、という考え方は、文化を滅ぼす愚行なのではないかと思えてならないのです。
つまり、見えないものの価値を認め、その判断が適正に行われる社会をつくることが重要なのではないかと思うのです。
でなければ、日々の努力を惜しまない人や、下積みの長い仕事に就きたいと思う人は、どんどん減ってしまうのではないでしょうか。
そして、この国の伝統とか文化も、衰退していってしまうのではないかと、危惧してしまうのです。
また、支離滅裂になってしまいましたが・・・。(泣

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