志段味循環型モデル住宅

2005_0405_01名古屋市守山区に、荒川修作さんの構想をもとに志段味循環型モデル住宅というのが完成したそうです。

養老天命反転地など、ちょっとイっちゃってる有名な作品もおありの芸術家さんですね。名古屋出身ということもあって、名古屋の美術館ではよく作品にお目にかかります。

構想段階に比べて、だいぶスケールが小さくなってしまっているみたいですが、それでも興味を引くプロジェクトでしょう。
ただ、企業色がだいぶ濃くなっているようなところが・・・。ある意味、最新技術のオンパレード的な側面が強調されてしまって、構想時のコンセプトがスケールダウンしてしまっているように見えるところが少し残念な気もします。
このあたりは、構想が現実に移行していく段階での宿命的なものとでも申しますか・・・。
やはり、お金の使い道が人々の目に見える、というか、解りやすくなっていないと、いろいろ叩いてくる方たちがいるわけでして、こういう中途半端というのが、公共事業の宿命的なものともいえるのでしょう・・・。

そうはいっても、結構面白そうなプロジェクト。一般公開されているので、早速見に行って来ようかと・・・。見学日に行けば、内部まで見学できるそうですよ。
それどころか、2週間の体験入居もできるとか。
私も早速申し込もうかしら・・・。なんて企んでいるのでした。
ちなみに現在、名古屋市美術館で「荒川修作を解読する展」も開催中。
4月29日と30日には、美術館主催で養老天命反転地と志段見循環型モデル住宅バスツアーも企画されてるみたいですので、参加されるのもよいかもです。
(画像は、施工された徳倉建設さんのHPより拝借しました。)

「志段味循環型モデル住宅」への3件のフィードバック

  1. 日経アーキに載ってたやつですね。A棟が最もわかりやすくコンセプトを表している曲面ですね。床の高さも変化していると。見学に行く機会があるのでしたら感想を書いてくれる事を期待しています。こういう建物って受ける側の主観で意見が真っ二つに割れそうに思いますが、さて現地の反応は?

  2. 実は、このエントリーを書いた直後に、見学日が設定されていたんですけど、ゴタゴタに巻き込まれていくことができず・・・。
    5月の連休中は、毎日見学日らしいので、行ったら感想レポートを載せさせていただきます。
    おたのしみに。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA