防犯ブザー

今日は、我が子の小学校の入学式だった。

近頃の小学一年生というのは、つくづく「良い子」だなあと、感心してしまう。
自分の子供のころはどうだったんだろうか?・・・なんて考えても覚えているわけもないが。
校長先生の話とか来賓の祝辞とかは、もっと長かったような気がする…。

さて、小学校から入学の配布品ということで、教科書他もろもろの物をいただいてきた。
その中に「防犯ブザー」なるものが。
どうやら名古屋市では新入学児童全員に、この防犯ブザーをプレゼント(?)してくれるらしい。説明資料には、「登下校時や外出時は、必ず子供に持たせてください」と書いてある。

「時代も変わったものだなあ・・・」と、なんだか息苦しい気分になる。

ただ、防犯ブザーを持たせれば、子供を守ることができるかといったら、効果は?なんじゃないかなあ・・・。

今の街って、あまりにも自動車のために便利な道路をつくりすぎて、歩いて移動し生活するには、逆に不便になってしまったような気がします。
移動距離の不合理な広がりにより、歩行者が減り、自然と地域の子供たちを見守る目も減っているのではないでしょうか?
そのうえ、街の隅々まで自動車で入り込むことができ、移動できる。いったん、自動車に連れ込んでしまえば、ひとたまりもないのは容易に想像ができます。

家のつくりも、街との関係を絶つように、敷地の中で完結している家が多かったり。また、マンションに見られるように、道路に面した部分は駐車場だけだったり、電気錠のかかったエントランスだけしか人の出入りができなかったり。
通学路上に、子供が叫んでも、ブザーを鳴らしても、人がすぐ来ないだろうと思えるような場所は数多く存在するんじゃないでしょうか?

防犯についても、まちのつくりかたという面からも見直して、暮らしやすいまちになっていくといいなあ・・・いやいや、していけるようにがんばらないといけないなあ・・・と思う、このごろです。

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