まだ使えるものを買い換えるのがエコ・・・なのか?

最近、テレビをみていると気にかかることがある。
某、自動車メーカーのCM。

まず・・・。
電球がまだ使えるけれど、消費電力が少ないものに買い換える。というようなセリフ。

次に、確か・・・。
まだ、乗れるけど燃費のいい車に買い換える。というようなセリフ。

確かに、それで消費エネルギーは節約できるような気はする。
でも、それって、本当にエコで、環境にいいことなのか???
物をつくるには、エネルギーを消費するし、二酸化炭素だって排出する。
そして、資源だって浪費する。
物を捨てれば、廃棄やリサイクルにだってエネルギーを消費する。
まだ十分に使えるものを、安易に消費エネルギーの少ないものに買い換えるよりも、今使っているものの使い方を見直して、エネルギー消費を節約することのほうが、本来のエコで、環境にやさしい行為なんじゃないのか??

この、CMを見るたびに、なにか嫌な気分になるのは、僕だけだろうか?
環境問題まで、商売に利用する姿勢。
自由主義経済だから、それを否定していても始まらないのだろうが、そういう姿勢の企業のものは、買わないようにしようと、心に誓う今日この頃なのである。

「まだ使えるものを買い換えるのがエコ・・・なのか?」への2件のフィードバック

  1. 同感です。
    私もあのCMって見ていて嫌な感じがします。
    買い換えなくても良い物を長く使うスタイルに移行していけばいいと思います。
    今の世の中の感じだといままで保護されて来た?自動車関係は急激に不況になっていくと感じます。
    といっても建築業界ほど深刻には絶対にならないとは思いますが…。
    一つの決断をするには、様々な角度から物事を考えなければならないと感じます。

  2. こんにちは。
    あくまで個人的なうがった見方ですが、このところの動きを見ていると、安かろう悪かろうの大量生産品や、短いサイクルでのモデルチェンジで消費者に物を買い替えさせてきた産業界が、海外製品との価格競争や人口減少などのために従来の商法が通用しなくなってきたので、環境をネタに、付加価値の高い、利幅の大きいものを、売りつけようとしているように感じてしまいます。地球温暖化をどうにかしなければいけないと思う消費者の心理を巧みに突いて。
    例えば、白熱電球って、そんなにCO2排出の元凶なんでしょうかね?僕には使い方の問題とか、使用部位選択のミスマッチの割合も大きいと思うのですが・・・。例えば、トイレみたいに数分、数十秒使うだけのためにON/OFFを繰り返す部屋なんかは、蛍光灯よりも白熱電球のほうが電力使用量は少ないと思うのですが・・・。
    環境問題は、人間の意識の改革が、いちばんの施策なんじゃないですかと思うのです。

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