仕口ダンパー「ガルコン」というものを紹介された。
木造建築（軸組工法）の仕口（柱と梁などの接合部）に、1坪1個程度を目安に取り付けると、地震時の揺れを吸収して、半分程度にしてくれるらしい。

説明を聞くと、確かに魅力的に感じる。
ただ、建築基準法上の耐力壁として大臣認定が取れてないので、壁倍率が与えられないらしい。（他の仕口ダンパーも調べたのですが、だいたい同じような感じでした。）
つまり、建築基準法上の壁量計算を満たした上で、補助的につけることになるので、仕口ダンパーの取付費がそのまま、工事費アップになってしまう。
工事費アップと揺れの低減のどちらを取るかという、なかなか、悩ましい問題。
振動吸収体が、果たして何年先まで性能を維持しているかというのも、未知の世界という感じもしますし（メーカーの説明では半永久的とのことですが）･･･。

ちなみに、既存建物では、耐震診断の判定値を上げることはでき補助金も受けられるとのことなので、耐震補強では強力な味方になりそうな感じがしました。