なんだか、おもしろそうな取り組みです。
沖縄で、国道トンネル開通によって使われなくなった旧トンネルを利用して、泡盛を熟成させる貯蔵庫にしてしまおうというプロジェクトが進行中らしいのです。
そう言われてみれば、トンネルの中は”夏涼しく、冬でも寒くない”という、酒類を貯蔵するにはもってこいの環境ですよね。
それにもまして、使われなくなったとトンネルを再利用するという考えが気に入ってしまいました。
車で走ってると、たまに見かけます。
立派な道路の脇に、残骸みたいに取り残されてるトンネル。
もったいないと思ってました。
他にも、こんな再生プロジェクトが盛り上がってくるといいですね。
記事の原文はこちら・・・
国道トンネルで泡盛を熟成、沖縄でユニーク酒蔵計画
閉鎖された沖縄県国頭村与那の国道58号線旧与那トンネル(全長約160メートル)を、湿度や温度を一定に保てる泡盛の酒蔵として再利用するユニークな計画が、同村と同県名護市の酒造会社の間で進んでいる。
酒造会社によると、トンネルの構造をそのまま生かし、泡盛を熟成させてつくる「古酒」の貯蔵庫にする計画。
出入り口を扉で覆って温度を一定に保ち、庫内に設置した棚に貯蔵たるを並べる。すでに壁面の強度調査を行い、安全性に問題はなかったという。
同トンネルは1995年、隣に新与那トンネルが開通したのに伴い、閉鎖された。
酒造会社の趣旨に賛同した村は、国から管理権を移す手続きを進めており、「酒蔵の見学利用など新たな観光拠点にしたい」と、“酒造トンネル”構想の実現に期待を寄せている。
[読売新聞社:2006年07月28日 13時36分]