僕が考え付くことなので、レベルが高いとはいえないことなのですけど・・・。
中国に行くようになってから思うことは、日本人の要求は高すぎるのではないかということ。
やはり、中国と日本では、生活レベルに歴然とした差があるのです。
確かに、お金さえあれば、日本と変わらない(いや、日本よりも贅沢な)生活ができるのも事実ですが・・・。
この格差だけでも、同じことをしていたら中国に対抗できないことは目に見えています。
それにも増して、日本人は贅沢になりすぎてしまったのではないかと思うのです。
たとえば、住宅で言えば、ろくに使いもしない設備が標準装備みたいになってしまっているマンションとか、エネルギーを必要以上に浪費する生活スタイルとか。
また、工業製品なんかにしても、(僕にしてみれば)理解を超えるような品質が要求されていたりすると思うのです。
それによって、日本製品が国際社会の中で確固たる地位を築けるようになったという側面もあるのでしょうが・・・。
また、消費者保護が間違った方向に暴走して、生産者側がコストを製品価格に転嫁せざるを得ないような状況も数多く見られるのではないかと思うのです。
グローバル化の中で、僕ら日本人が、今後どうして行くのか?
現実的な問題として、日本国内で操業する企業が、人減らしでコスト抑制を図るのではなく、日本に住むみんなが社会構造を変えて、国際社会(グローバル化)に対抗できるような、競争力をつけていかなければいけないのではないかと思うのです。
でないと、賃金の大幅カットによる生活レベルのダウンや、産業構造の変化によって、海外へ出稼ぎに出かけなければ職がない人が続出なんてことになってしまうのではないかなんて感じてしまうのですが・・・。
僕の思い過ごしでしょうか?