四季がある。ということ

知ってのとおり、日本には四季がある。
この四季が、建物をつくるとき、少なからず影響を与える。
熱帯地方の建物ならば、暑さと雨露をしのぐことができればよい。

たとえば・・・
開口部を大きくして、風の通りをよくする。
内と外の境界をあいまいにして、外気にオープンな空間を多くつくる。
そして、木陰を作る。
軒を出して、日射の調整をするとともに、雨が室内に降り込むのを防ぐ。
屋根に勾配をつけて、降った雨が屋根にたまらないようにする。
といったところだろうか。
実は、昔の日本の建物も、それと共通するところが多々ある。
つまり、夏の暑さをいかにして快適にすごすかということが重要と考えられてきた。
(ただ、冬の寒さに対して何も考えられてないわけではない。)

ところが最近では、夏の暑さを快適にすごす工夫は捨て去られていき、機械装置に頼らないと生活できない建物が非常に多い。
果たして、それで生活空間が快適になったのか?
たしかに、見掛けの快適さは増したが、本当のところはそうでもない気がする。
また、今言われている多くの問題は、設備に頼った空間が引き起こしていることも多数ある。
環境問題に関心が高まっているいま。
自然を支配するのではなく、自然と共存しながら快適にすごすことのできる建物が重要なのではないだろうか?
自然に逆らわず、夏も冬も快適にすごすことのできる空間。
そんな空間をつくっていきたいと思うのである。

メインタイトルと、何の関連があるのかよくわからない文章になってしまいましたが・・・・。

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