明日は夏至。
今年も「100万人のキャンドルナイト」が行われます。
今年は、6月21日から7月7日のロングランで、全国各地でイベントもとりおこなわれるようです。
夏至の日の夜8時から10時の2時間、電気を消して、ろうそくの日ですごすのもいいものですね。
ところで、この「キャンドルナイト」。
年々イベント性が高まってしまっているようで・・・。
朝日新聞の記事によると、(多少穿った見方もあるのかもしれませんが)主催者によっては、灯したろうそくの本数を競うような側面も出始めているとか。
1回のイベントで、1000本以上のろうそくを点灯することもあるそうです。
ろうそくの種類にもよるそうですが、従来のろうそくだと、3本で100Wの電球を点灯するのと同じ程度のCO2を排出するそうです。
たしかに、それでは本末転倒。
何のためのキャンドルナイトなのか解らない感じもします。
今一度、温暖化防止に向けて、CO2を減らすために電気を消すという原点に立ち返ってみる必要があるのかもしれません。
ただ、いくら意義のあることでも、ごく一部の盛り上がりでは、その効果はわずかなもの。
電気を消すという、大きなうねりをつくるには、無関心層を引き込むことも必要なこと。
そのためには、イベント性を高めないことには・・・。という気もします。
なかなか難しい問題です。
何はともあれ、夏至の夜に電気を消して、普段と違う空間を味わってみるのもいいのではないでしょうか。