何をもって快適か・・・

僕の知人”いっぽ”さんのブログに、こんな事が書かれていなした。

近年、住宅を計画する際、大部分のお客さんから以下のように要望を受ける。
『どこの部屋でも、夏は涼しく、冬は暖かくなるようにして欲しい』…と。
『全館暖房』とか…。
たしかにおっしゃることは良く判ります。
ヒートショックを無くすとか、家の中が全て快適だとか…。

僕も、おっしゃる事はよくわかります。
僕も言われます。だいたいの方は、そういうのが希望のようです。
実際のところは、コストに自分の懐具合が追いつかずあきらめる方が多いのでしょうけど・・・。

でも、暑い時は暑い。寒い時は寒い。四季があるのだからしょうがないと割り切ることも大切だと思うのです。
「俺の設計する家は寒いんだ。」なんて、安藤さんのような度胸のある事は言えませんけど・・・。

実際のところ、何をもって快適とするか?
いっぽさんは、ヒートショックのこともおっしゃってましたけど、冬に、普段居る部屋が暖かすぎるご家庭も多いと思うのです。なかには、暖房してTシャツで過ごしてるなんていう、信じられない方もいるようですので・・・。
こんなことを言っていると精神論をといているみたいで、嫌な感じですけど・・・。
せっかくだから、暑い、寒いを楽しんでみるのも、楽しいかも?なんて思ってみては?

冷房・暖房に頼った快適さを求め、それを手に入れたことで、失ってしまった風流というのがたくさんあると思うのです。
このごろ、そういうのを再認識してみるのもいいかな?なんて思っているのです。
「暑い・寒いを楽しむ家。」 そういうのもいいんじゃない?

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