断熱材が大変らしい

そういえば、先日、検査に行った現場の監督さんが、「年内完成予定の建物なのに断熱材が1月にならないと現場に入らない」と言っていた。その後どうしたのかなあ・・・。

KONさんのブログを拝見していて思い出しましたが、どうやら住宅エコポイントが影響している模様・・・。

他の情報では、長期優良住宅の施策も影響しているとか、いないとか。
うちの事務所は、設計思想自体が少し浮世離れしているようなところもあるし、住宅産業とは一線を画しているので、ちょっとカヤの外という感じですが、巷では大変な事になっているようです。

工務店さんや建築関係者の方と話していて感じることですが、住宅に関してこれといった思想があるわけではなく、「あれがいいらしいから」と、「これくらいは常識だから」とか、はたまた「今はこれがないと売れないから」とかいう理由で、ちゃんぽんみたいな建物が巷にあふれているような気がします。ちゃんぽんならまだいいですが、闇鍋みたいな建物とか・・・・。

あまり、人の悪口を言っていてはいけません・・・。

でも、僕としては、「住まう」とか「建てる」ということに対して、ある程度の思想を持って設計しているつもり。
でも、今回の断熱材の件にしても、家を建てるといったことが産業化してしまっていることを物語っているような気がします。施策とか世の流れに応じて、みんなが揃って右に倣えじゃあ、なんだか悲しい気がするナ。

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