ホワイトウッドの筋違いでいいのか・・・

本業の傍ら、住宅性能評価や瑕疵保険の検査員の仕事をしているのですが・・・。

現場でよく見かけるのが、ホワイトウッドの筋違い。土台とか柱は桧なのに、筋違いはホワイトウッドという現場にも結構遭遇します。
・・・筋違いなんて材積としては知れてるんだから桧にしてしまえばいいのに・・・、と思うのですが。

ホワイトウッドとは、ホームセンターでもよく見かける木だと思いますが、欧州トウヒのこと。国産の桧や杉などと比べると、木材の耐朽性に劣るといわれています。ドイツなどでは、結構長期間持っているみたいですが、多分、日本では気候的に合わないんだと思います。あと、害虫なんかも。

筋違いは、耐震性の要。
柱や、梁、土台がしっかりしていても、筋違いが腐ってしまっては、地震でひとたまりもありません。
防腐・防蟻処理をいくらしたところで、薬剤の効果は時間とともになくなっていくもの。
やはり、薬に頼るのではなく、木材本来の性能で耐久性を考えるべきだと思うのですが・・・。

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