変わりゆく風景

今日散歩をしていたら、解体の工事現場にでくわした。
そこは、山の一番上のほうで、ものすごいお屋敷があったところである。

僕の予想では、敷地面積は1ha以上・・・。
1haといったら10000㎡≒3000坪である。
3000坪x65万円としても、なっ、なんと、土地だけで19億5000万円である。敷地の周りには立派な竹垣と門があり、外から見ただけでもプールの付いた豪邸があるのが確認できた。
また、敷地の一番下のほうには、茶室専用の入り口らしきものもあり、離れの建物もあった。

そこには、例によって「建築計画のお知らせ」看板・・・。
ずいぶん大きいマンション(僕はこのマンションという言い方、好きではないのだが・・・)が建つらしい。
最近ボーリング調査とかしていて「新しい離れでも建てるのかな?」と思っていたら、こんなことになるとは・・・。第1種低層住居専用地域+風致地区という土地柄に加え、中学校の隣なので、めちゃくちゃな建物は建たないのだろうが、マンションデベロッパーのすることなので、あんまり期待は出来ないだろう。
ショック!である・・・。

鬱蒼としていた木もすべて切り倒され、その一角だけ”はげ山”となっていた。
周辺の人達は、僕なんかよりも、もっと、もっと、ショックなのだろう。
やはり、建築行為というのは、巨大な環境破壊だと再認識してしまったのであった・・・。
ちょっと凹みモード・・・。

そういえば、我が家の近くでも最近分譲マンションが売り出された。
最近といっても1年近くになるが、まだ売れ残っているらしい。
このあたり、地下鉄新路線の開通にあわせ、現在マンションブームである。(結構苦戦しているマンションが多いみたい。)
それにしても、分譲マンションの設計ってのは、みっともないものが多いですね。
我が家の近くのは、大手の三■不動産の分譲。広告に書かれていることは、やたらと立派だったが、実際行ってみると「ぜ~んぜん、どうってことない」安っぽい造りだった。
(といっても外から見ただけなのだが・・・)
だいたい分譲マンションなんていうのはそんなものでしょうね。
中身のないものを、イメージ戦略だけで売っているというか、なんというか。
そういう、薄っぺらい物件が多いですね。
なかには立派なのもありますが・・・。

設計の質のみを比べると、昔の物件のほうが、いいタマが多いです。
せめて、土地や周辺の環境をしっかり見て、それ相応のコンセプトをもった計画ができるところに、設計してもらいたいものです・・・。

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