それでも道路はつくられる・・・

名古屋市の覚王山というところの話です。

この覚王山という街、東名高速名古屋ICと名古屋市街地の中間にある。
最近、やっと名古屋ICと名古屋高速が直結されたが、名古屋ICと市街地を結ぶ幹線道路は、基本的に覚王山を通る広小路通りのみと言っていい。(しょぼい都心アクセス・・・)
おまけに、名古屋東部は住宅地として人気エリアなので、人口分布も東に偏っており、この道路慢性的に渋滞している。
それを解消するためなのか何なのか、このちょっと北に道路の計画がある。

しかし、この道路をめぐって、反対運動がおきているらしい。
まあ、反対運動なんていうのは、公共工事があれば、誰かしらがおこすものなのだが、この道路の場合ちょっとひどい。
名古屋東部は、丘陵や里山を切り開いて宅地化していったところなので、坂が多い。崖地や斜面に住宅が建っているなんて言うのはザラである。(そういう僕の住んでるマンションも崖に建っている。覚王山ではないが・・・)
そこで市が考えたのが高架道路である。
閑静な住宅街(覚王山は高級住宅地で、お屋敷も多い)を高架道路が突っ切っていくのである。
それによって、郊外の人達は便利になるだろう。しかし、そこに住む住民は、道路の恩恵は受けられないし、コミュニティの崩壊と、環境悪化を押し付けられるだなのではないか?

道路拡幅による恩恵と、コミュニティの崩壊などの弊害とを天秤にかけたとき、どちらが優先されるべきなのか?
街づくり的には難しい問題だと思う。
ただ、地元住民が何の恩恵も受けられないというのは、なんかね~。

そういえば、僕の住む天白区でも、計画道路の反対運動が起きていた。(まあこれは、環境団体と共産党系の市民団体が起こしてた程度のものだが・・・)
こっちは、相生山緑地というところに、道路をつくろうというもの。
反対むなしく、着工されました・・・。
この相生山緑地、ヒメボタル(たしかそうだったと思う)という全国的にも珍しい蛍が自生しているらしいのだが、どうやら、その自生地を真っ二つにして道路が通るらしい。
市は環境対策として、いろんな事やるっていってるようですが、果たしてどうなんですかね~。効果あるのかなぁ。
この道路、僕は使うことほとんどないし、窓から見える緑地がハゲ山になるより、そのまま手をつけずにおいてくれたほうがいいんですけどね~。貴重な緑ですからねぇ。
まあ、でも道路が出来れば、うちの前を通る車だいぶ減るのかなぁ?

話しがそれていってしまったが・・・
反対運動には関係なく、今日も道路はつくられるのであった。

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