六ヶ所村で何がおきようとしているのか?

asahi.comで偶然、こんな文章を目にした。
事の真相は調べてないので、よく解らないが、日本を代表する大新聞のサイト。でたらめな文章でもあるまい・・・。と思いつつ、ぞっとすることが書かれているのですが・・・。

—ここから引用文—
青森六ケ所村の核燃料再処理工場の前で、このあっけらかんとした安っぽい建物群の中に禁断の所業が罪の意識なく、くりかえされているのかと思いめぐらせば、ただただ人としての無力を思う。
アクティブ試運転がすでにはじまり、たった150mの高さの煙突から目に見えない汚染物質がすでに空へとまかれている。普通の原子力発電所が一年間で出す量の放射能を何と1日で放出するというのだ。この排気筒からはクリプトン、ヨウ素、炭素が大気に、そして沖合3Km深さ44mの海底放出筒からはトリチウム、ヨウ素、コバルト、ストロンチウム、セシウム、プルトニウムなどあらゆる種類の放射能が廃液にまじって海へ捨てられる。六ヶ所村工場の当初の計画ではクリプトンとトリチウムの除去設備をとりつける予定だったものがコスト削減のため放棄され、全量が放出されることになったという。
—引用ここまで—

僕らの国は、無計画に原子力発電所をつくって、核のゴミの処理に困っているのが現実だろう。そして、核燃料を再処理して、現行の原子力発電よりも、より危険な発電に踏み出そうとしている。
日本で原子力発電が始まって、30年以上が経つのに、核のゴミの問題を解決する方法は見つかったのか?
解決の方法も無いのに、自分が処理できないものを排出し続けるのは、未来を生きる人たちへの背信行為なのではないだろうか。
今日もオール電化なんて言葉のもとに、原発で余った電気で深夜にお湯を沸かすシステムが増殖している。
オール電化を考えている人は、「深夜に電気でお湯をつくる=原子力発電を推進している」ということを肝に銘じておくべきである。
国は、そんなシステムの補助金を出して、僕らの社会を原発から抜け出せないような構造にしようとしている。

家を建てるときに、採用するエネルギーをどうするか?
そんなことでも、原発に YES or NO の投票をしていることを忘れてはいけない。


ちょっとナーバスな文章になってしまいましたが、そんな理由もあって、僕の設計する建物ではオール電化は勧めていません。というか、否定しています。
原子力発電以外にも、(IHヒーターの)電磁波の人体への影響についても科学的に解明されて無い部分が多いということも理由の一つです。
また、太陽光発電パネルも、製造時に多量の温室効果ガスを排出していたり、廃棄までのすべてのサイクルを通して考えると、現段階では決して環境にやさしい設備ではないと思います。
僕らの購買行動は、今を、そして将来を決める、大事な一票なのです。
目先の利己的な利益だけにとらわれずに、今どうするべきかという視点でも、物事を考えたいものです。
未来の地球のために。

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